講演会:私たちのフライウェイのヘラシギとシギ・チドリ類の現状と日本からできる協力

 ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)では、経団連自然保護助成基金の支援金をもとに、バングラディシュの鳥類研究者、サヤム・チョウドリー氏を日本に招き、ヘラシギなどシギ・チドリ類の保全に関する講演会を下記の通り開催します。みなさま、ぜひご参加ください。



私たちのフライウェイのヘラシギとシギ・チドリ類の現状と
日本からできる協力

日 時:2018年6月30日(土)14:00〜16:30
場 所谷津干潟自然観察センター レクチャールーム(千葉県習志野市)
主 催:谷津干潟自然観察センター(自主事業)
共 催:ラムネットJ、NPO法人バードリサーチ
講 師
  • サヤム・チョウドリー
     鳥類研究者、EAAFPヘラシギ特別部会事務局次長、バングラデシュ在住
  • 守屋年史
     環境省モニタリングサイト1000シギ・チドリ類調査コーディネーター、
     NPO法人バードリサーチ所属
  • 柏木 実
     EAAFPヘラシギ特別部会日本代表、ラムネットJ共同代表

内 容
 アジアや日本におけるヘラシギの生息地の現状、国際的な保全の取り組みについて、3人の講師が講演し、ヘラシギやシギ・チドリ類の保全のためにどのような協力が必要なのかを考えます。

定 員:50名 
対 象:一般の方(中学生以上)、シギ・チドリ類の保全に関心のある方
参加費:無料(入館料のみ)
受 付:当日13:00から会場入口にて


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サヤム・チョウドリー
 バングラデシュを足場に、ヘラシギ、アカハジロ、マレーヒレアシなどの世界的絶滅危惧種の保全に過去12年間携わる行動生態学研究者。学部における環境科学を基礎に、国際的経験を積み、ケンブリッジ大学地質学研究科より生物多様性保全に関する修士号を取得。
 地域共同体と地域の人々の経験に寄り添いながら、生きものの状況について伝え、人々とともに保全活動を行っている。特にヘラシギに関しては活発に活動を行い、バードライフインタナショナルによって、「ヘラシギの守り手」とされ、現在国際ヘラシギ特別保護委員会の事務局次長を務めている。
 このほかアジアヒレアシの研究や、バングラデシュ15か所の森林保護区の鳥類モニタリングも行う。多くの科学論文の執筆や査読に携わり、新聞記事も多数執筆。IUCN(国際自然保護連合)の種の保存委員会委員も務める。

2018年06月21日掲載