第16回 日韓NGO湿地フォーラム(12/4)のご案内

 日韓NGO湿地フォーラムは、2007年以来、ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)と韓国湿地NGOネットワーク(KWNN)が、毎年交互に主催しており、今回は韓国側の主催となります。コロナ禍で韓国との交流は困難となり、韓国はインチョン(仁川)市、日本は熊本県八代市の会場を、オンライン会議システム「Zoom」でつないで開催することになりました。
 コロナ禍で開催が遅れていた「ポスト2020生物多様性枠組」の策定プロセスが動き始めていることから、枠組みの勉強会と保護区拡大の問題等をとりあげます。また、日韓双方から事例を報告し話し合います。
 どなたでもZoomによる視聴参加が可能です。発表には通訳が付きます。参加ご希望の方は下記の要領でお申し込みください。

第16回 日韓NGO湿地フォーラム
全体テーマ:湿地保護区の拡大と課題
●日時:2021年12月4日(土)13:00~17:50
●場所:日本側:熊本県・八代ハーモニホール・大会議室B & Zoom会議
    韓国側:インチョン会場 & Zoom会議
●主催:韓国湿地NGOネットワーク
●共催:ラムサール・ネットワーク日本

【プログラム
開会あいさつ
 キム・スンレ氏(韓国湿地NGOネットワーク:KWNN 運営委員長)
 永井光弘氏(ラムサール・ネットワーク日本:RNJ 共同代表)

■テーマ1. 保護湿地の拡大と課題(各30分)
・ポスト2020グローバル生物多様性保全枠組み(GBF)の勉強会
  エココリア PGA湿地生態系研究機構 ハン・ドンウク氏
・韓国の保護湿地の拡大と課題
  NGO湿地と鳥の友達 代表 パク・チュンロク氏
・日本の保護湿地の拡大と課題
  RNJ 共同代表・永井光弘氏

■テーマ2. 湿地の保全事例と破壊事例の報告
①韓国からの事例報告(各20分)
 1)ファソン湿地の保全について
   韓国環境運動連盟(KFEM)ファソン 理事 パク・ヒェジョン氏
 2)チャンウォン市チュナム貯水池周辺水田の保全について
   営農組合法人分かち合いのチュナム 理事 チェ・ユンシク氏
 3)セマングム干潟干拓地内スラ干潟における生態環境変化
    セマングム市民生態調査団 理事 オ・ドンビル氏
 4)インチョンのヤンチョン川再生について
   インチョン河川復元チーム 理事 チェ・ヒェジャ氏

②日本からの事例報告(各20分)
 1)鹿児島県・出水干拓地のラムサール湿地登録について
   出水市ラムサール推進室 次長 橋元邦和氏
 2)広島県・カブトガニが生息する竹原市のハチの干潟に迫り来る危機:
   LNG火力発電所計画
   広島大学大学院統合生命科学研究科 教授 大塚攻氏
 3)北海道・勇払原野の湿地生態系の回復と風力発電計画の影響
   (公財)日本野鳥の会常務 理事 葉山政治氏

③質疑応答(20分)

閉会あいさつ
 高野茂樹氏(ラムサール・ネットワーク日本:RNJ 理事)

●参加申し込み:次のフォームからお申込みください。
https://forms.gle/4DX4RYt3GR6At6Ds7

●お問い合わせ:
NPO法人ラムサール・ネットワーク日本
info☆ramnet-j.org(☆印は@に置換)
TEL/FAX 03-3834-6566(水曜日13:00~18:00)
(在宅ワークが多いので、お急ぎの方は 090-9144-4925 後藤携帯へ)

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チラシPDFファイル

※このイベントは経団連自然保護基金の支援を受けて実施しています。

2021年12月01日掲載