円山川下流域・周辺水田のラムサール条約登録10周年記念イベント

 日本コウノトリの会と豊岡市の主催による、円山川下流域・周辺水田のラムサール条約湿地登録10周年を記念したイベントが、2022年7月16日、17日に開催されます。このイベントはラムネットJも後援しています。みなさま、ぜひご参加ください。

『水辺を守り、育てる』集い
─ラムサール条約登録10周年記念イベント─

 ラムサール条約の目的は、国際的に重要な湿地を将来にわたって保全することです。近年では、持続的に活用しながら将来につないでいくことが重要視されています。だから、農業などの第一次産業や観光、レクリエーション、教育活動への展開が大切です。
 『円山川下流域・周辺水田』は2012年に条約に登録されました。では、条約登録されたことで有機農業、河川の自然再生、休耕田の再生等に弾みがついて地域が活性化されたでしょうか? コウノトリの野生復帰を地域づくりに結びつけているでしょうか?
 登録10周年の今年、条約に登録された意味を改めて認識し合い、国際的に重要な地域で生活しているとの誇りを明日からの行動の糧にするため、講演会と現場交流会を開催します。
 講演は、魚類、鳥類研究の第一人者と若手研究者から豊岡の歴史的な位置づけと評価をSDGsの観点等から学び、放棄田湿地再生の現場では地元の方たちと歩きながら交流します。

【1】講演会
期日:2022年7月16日(土)14:00~17:00
場所:じばさんTAJIMA  2F 多目的ホール(豊岡市大磯町)
定数:約150名(コロナ感染予防のため密集を避けます)
講演
 ①近畿大学名誉教授・前日本魚類学会長 細谷和海 氏
  「淡水魚から見たラムサール登録湿地としての円山川」
 ②公益財団法人山階鳥類研究所副所長・前日本鳥学会長 尾崎清明 氏
  「希少水鳥類の保全─トキ・ヤンバルクイナなど─」
 ③NPO法人流域環境保全ネットワーク理事 キム・ウンジン 氏
  「世界の流れ(SDGs)とコウノトリの野生復帰」

【2】現地探訪会
期日:2022年7月17日(土)9:00~12:00 
   ※少雨決行(中止の場合は早朝に連絡します)
場所:田結地区耕作放棄田湿地再生地 集合は田結地区会館前
   駐車場有(田結のわかめ干し場)
内容:⽥結湿地の⼊り⼝から奥まで、湿地を⾒ながらウォーキング
   ⽚道およそ1.5km
服装:長靴、帽子等(熱中症予防にご留意ください)
定数:約30名

●参加はいずれも無料です(要申し込み)
●申し込み先:日本コウノトリの会事務局
 TEL 0796-20-8560
 Eメール:toshima8560☆iris.eonet.ne.jp(☆印は@に置換)
※メールで申し込まれる場合は、①名前、②住所、③電話番号、④参加を希望される日を記載してください。

●主催:日本コウノトリの会、豊岡市
●後援:ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
※この事業は、地域活動応援事業として兵庫県但馬県民局の助成を得ています。
※イベントの詳細は以下のPDFのチラシをご覧ください。

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2022年06月23日掲載