イベント情報

■大分県

九重ふるさと自然学校

田んぼの生きものしらべ春

●日 時:2017年5月13日(土)13:30~16:30
●場 所:九重ふるさと自然学校湯坪圃場(大分県玖珠郡九重町湯坪860番地)
●集 合:九重ふるさと自然学校事務所(大分県玖珠郡九重町田野1624-34)
●参加費:大人500円、小中学生300円
●問い合わせ:TEL 0973-73-0001
http://www.7midori.org/kokonoe/index.html

 田んぼはお米を育てる場であるだけでなく、生きものの生息地としても重要な場所です。九重ふるさと自然学校が実践している生きもの豊かな「自然共生型田んぼ」やその田んぼとつながるビオトープで、春・夏・秋と季節を追いながら生きものを探してみませんか?
 初回の春は水を張った田植え直前の田んぼや田んぼとつながっているビオトープに入り、生きものをつかまえて観察します。特にカエル(卵やオタマジャクシ)に注目します。
 春・夏・秋の全3回にご参加いただいた方には、「田んぼの生きもの博士 認定状」と「田んぼの生きものバッジ」をプレゼント!





【団体・湿地紹介】
 九重ふるさと自然学校は、セブン-イレブン記念財団が、2003年(平成15年)設立10周年を機に、環境市民団体への助成支援だけではなく、財団自らも日本の貴重な自然や生態系の保護・保全活動に取り組むことを目的にスタートさせた、自然学校プロジェクトが形となったものです。
 九重ふるさと自然学校では、九重を基点とした自然環境や生態系の保護・保全活動を行っています。具体的にはラムサール条約に登録された「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」をはじめとする草原環境の保全や草原性チョウの保護活動、さらに自然共生型の田んぼづくりや雑木林の保全を目指した炭焼きなどの里地里山の保護・保全活動に取り組んでいます。
 九重ふるさと自然学校では、「田んぼ」も重要な湿地の一つだと考えています。「田んぼ」を「お米を作る場所」としてだけでなく、「たくさんの生きものを育むかけがえのない自然」としてとらえ、“トキもすめるような田んぼ”をめざし、自然共生型の田んぼづくりに取り組んでいます。主に下記の方法等で創出する自然共生型田んぼは、農薬などの散布による自然への悪影響をなくすことだけにとどまらない「田んぼをつくることが自然を豊かにすることにも貢献する」田んぼになります。また、田んぼに健全な生態系が構築されることにより、自然と害虫の大量発生等も抑制されます。田んぼが生きものを育み、それらの生きものがお米を育んでいるとみることもできます。

※自然共生型田んぼづくりの手法
・無農薬
  田んぼづくりの全工程において、農薬を一切使用しません。
  ヒエなどの雑草には手作業での除去や、深水管理で対応します。
・中干し延期
  オタマジャクシやヤゴが成体・成虫になるまで中干しを延期します。
・田んぼとつながったビオトープを整備
  田んぼと自由に行き来ができるビオトープを整備し、田んぼから水を抜いた際にも、生きものが避難することができます。
・伝統農法の実践・検証
  伝統的な農法を実践し、自然との共生にもたらす効果を検証しています。当校では、九重の特徴である地熱の恵みを生かした農法(苗を田んぼの一角に水(温泉)を張って育てる)を取り入れており、この結果、田植えよりも1か月以上早く田んぼに水が入ることになり、アカガエルなど、産卵時期が早いカエルの格好の産卵場所になります。
 この自然共生型田んぼを、田植え・稲刈りの体験や生きものしらべなどの体験活動のフィールドとしても活用し、田んぼが育む自然をたくさんの人々に体験していただいています。
 今後は、ビオトープの拡張・創出や魚道の設置など、生きものの生息に配慮したさらなる環境整備を進め、「自然共生型田んぼ」のモデルケースを模索していきます。また、実際に生息する生きもののデータを集め、その重要性を伝えたり、生物相の豊かさと生産性を両立させることができるよりよい方法を模索したりしながら、この取り組みに賛同してくださる人々を募り、「自然共生型田んぼ」を広げていきたいと考えています。