イベント情報

■福岡県

日本カブトガニを守る会福岡支部

曽根干潟のカブトガニ産卵観察会

●日 時:2018年7月1日(日) 9:30~11:30
●場 所:曽根干潟(北九州市)
●集 合:曽根干潟カブトガニ自慢館(北九州市小倉南区曽根新田南4丁目1)
●参加費:無料
●問い合わせ:TEL 090-4356-8285

生きている化石といわれ、絶滅危惧種に指定されているカブトガニの国内最大級の生息地である北九州曽根干潟で、カブトガニの産卵を観察します。
まず、生体の展示施設であるカブトガニ自慢館に集合し、形態や生態等について簡単に学習した後、産卵場所の海岸に移動します。産卵場所は数か所ありますが、前日までの産卵状況によって最適な場所を選定しご案内します。足元で産卵するようすをじっくり観察できるのと、複数のつがいが産卵に来る確率が高いのが曽根干潟の特徴です。観察後、今後の産卵が無事にできるよう、周辺の漂着ゴミの片付けも行います。少雨決行です。

【団体紹介・湿地紹介】
日本カブトガニを守る会福岡支部は、絶滅危惧種カブトガニの保護と生息場所の干潟を含む沿岸域の環境保全を目的に、「ハチガメ(カブトガニ)の棲む海を未来に!」を合言葉にして活動を行っています。

福岡県にはカブトガニの生息地が4か所ありますが、そのうちの3か所、加布里・今津・曽根の各干潟をおもな活動場所としています。それぞれの地で独自の活動が行われてきましたが、後継者不足のなか、大学や研究者などの協力を得ながら、各地が連携した取り組みも少しずつできるようになってきました。

おもな活動としては、生息状況や生態を知るための調査活動として、産卵調査や幼生調査を行っています。曽根干潟では、20年以上継続して行ってきた産卵調査によって、国内でも最大級の産卵・生息場所であることが明らかになりました。また、そのなかで、原因はわかりませんが急増の後の激減や2度の大量死などを経験しました。幼生調査では、生息数の減少傾向や生息域の変化・狭小なども見られ、周辺海域の埋め立て、後背地や干潟域の工事などによる環境変化の影響で、カブトガニや曽根干潟の未来を心配しています。

保全保護活動としては、少数会員による日常的な海岸の清掃活動や、市民や地元まちづくり団体との協働のイベントとして、産卵場所周辺海岸の漂着ゴミの撤去や産卵場の整備を行っています。曽根干潟南側に流入する朽網川流域で、地元のまちづくり協議会が行う源流から貯水池、河川域から干潟までの年間を通した山川海の保全活動に協力しています。

啓発活動では、支部主催の産卵観察会を毎年開催していますが、それ以外にも市や地域が行うイベントに参加したり講師派遣やエコツアーなどの協力をしたりして、カブトガニをはじめさまざまな希少生物が生息する曽根干潟のすばらしさや保全の必要性を伝えています。

とくに、地元の子どもたちには、カブトガニや生物多様性の重要湿地曽根干潟を地域の宝として誇れるよう、学校教育や社会教育の学ぶ場で積極的に関わり、支援していくようにしています。

また、曽根干潟カブトガニ自慢館の開館日には、できる人ができる時にという形で来館者への解説などの協力をしたり、展示物の提供をしたりしています。