イベント報告

長良川下流域環境観察会

●主 催:よみがえれ長良川実行委員会
●実施日:2017年5月21日(日)10:00 ~15:00
●場 所:岐阜県海津市、三重県桑名市
●参加者:15名

 5月21日、千藤克彦さん(元長良川下流域生物相調査団)を講師に、河口堰のある長良川と、河口堰のない揖斐川と木曽川を比較しながら、午前は陸上から、午後は船に乗って下流域の自然の変化を観察しました。その後、赤須賀漁港でシジミプロジェクトの伊藤さんから最近の様子を伺いました。
 河口堰がない木曽川(河口から約14km)では、長良川では今は見られなくなったサンカクイ、マコモなど多様な植物が見られ、豊かな美しい風景が広がっています。
 背割り提をはさんだ揖斐川・長良川 (河口から約9.5km) では、それぞれ参加者全員でカニを採集しました。揖斐川はヨシ原が広がり、大小多くのカニ(アカテガニ、ベンケイガニ)を採取。長良川は道路から水辺まで乾いた草地になり、わずかなカニしか取れません。
河口堰周辺は、船に乗り観察しました。ヘドロの堆積、ヨシハラの衰退は例年の観察どおりの実態でした。

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