イベント報告

里山観察ウォーク「自然豊かな沓見湿原」

●主 催:福井県自然保護センター
●共 催:福井県自然観察指導員の会会員
●実施日:2017年7月8日(土)10:00~15:00
●場 所:福井県敦賀市 沓見湿原および敦賀市総合運動公園
●参加者:50名

 福井県敦賀市の北西部、三内山山麓にある沓見湿原は、ノハナショウブなどの湿地特有の植物や、日本一小さいトンボであるハッチョウトンボが生息しており、普段は立ち入れないエリアでもあることから、この観察会への参加申し込みにおいては、受付開始からすぐに定員に達してしまう状態だった。
 参加者は湿原で、講師の説明を聞きながら、トゲアリ、モリアオガエル、ハッチョウトンボ、モウセンゴケ、ノハナショウブ等の観察を行った。特にハッチョウトンボについては、雌雄共に観察することができ、熱心にカメラのシャッターを切る光景が見られた。
 昼食後は、近くにある敦賀市総合運動公園内の、20種類を超える樹木の観察会を行った。その樹木の中には、たわわに実ったヤマモモの実があり、食後のデザートとして甘酸っぱくおいしいと好評だった。
 本当に暑い日だったが、最後にタイサンボクの白い大きな花が一輪咲いており、それを観察する参加者のさわやかな笑顔が印象的であった。