イベント報告

田んぼ探検隊2017「アカハライモリを捕ろう」

●主 催:NPO法人 里山の風景をつくる会
●共 催:小松島市生物多様性農業推進協議会
●実施日:2017年6月4日(日)9:30~11:30
●場 所:徳島県小松島市田浦町
●参加者:80名

 総勢90名、大楠で名高い日吉神社に集合、上王子特質米組合の農家さん8人がニコニコとお出迎えです。「わしらの育てるお米食べてつかぁさい!」。品種はコシヒカリ、環境に人にも配慮して無農薬、生きものがいっぱい、生きものを育むお米作り続けて作る人と食べる人をつなぎたい。その意気伝わります。食べるのは消費者の役割りです。
 6月の空は高く蒼く、田んぼが広々と続いています。そして広がる田んぼの行きつく先は?そうです、もくもくと新緑あふれる里山です。里山がぐるりと田んぼを取り巻いていて、山裾に民家が点在しています、お寺もお墓も見えていますね。こんもりと、あれは鎮守の森なのかな。そう、ここには典型的な里山の風景、人と自然のつながりの風景が広がっています。
 山に湧く豊かな水が、水路を通って田んぼにいきわたる春。山に棲んでいたアカハライモリ、産卵のために田んぼにやってきます。お腹重たい、卵いっぱいだからね、とつぶやきつつ。田んぼには無数の生きものがいます。これは?これは?こどもたちから質問が集中。彼らはそれぞれに名前と役割りを持ち、名無しの権兵衛はひとつもいません。自然界は驚異です。

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