イベント報告

多摩川河口干潟観察会 ~干潟の生きものたち~

●主 催:NACS-J自然観察指導員東京連絡会(NACOT)
     NPO法人 環境ネットワーク/文京(ENB)
●実施日:2018年5月6日(日)10:30~14:30 天気・快晴
●場 所:多摩川河口干潟(殿町干潟)
●参加者:総数:71人
     一般参加者72人(大人33人/子ども22人/幼児4人)/スタッフ12人

 今年の多摩川干潟河口観察会は、ゴールデンウィーク最終日の5月6日に開催しました。

 NACOTでは、羽田空港と多摩川対岸の川崎市を直結する連絡橋建設を注視しています。2017年度の工事着工を受けて、初めての観察会となりました。また、企画自体は、昨年と同様に「午前の部」と「午後の部」の二部構成としています。

 午前、参加者が観察会現場(干潟)に到着した時点では、干潟は、出現していません。ほかの干潟観察会では、干潟が現れていない現場を見せることは、通常行いませんが、今回も(昨年同様)、潮が引いて干潟が出現するまでの経過も観察していただきました。干潟は、潮の干満により生物たちの栄養(有機物)が供給されます。これは、干潟が存在し続けるための必須要素のひとつです。時間の経過とともに水際が後退し、干潟や中洲が出現するようすを観察することで、潮の干満と干潟の関係性を参加者に説明することができました。
 この干潟が出現するまでの時間を使い、河口1kmポイントまで散策しながら、午後の部につなげる事前説明を行いました。1kmポイントでは、連絡橋の建設現場に赴き、実際に工事が行われている現状を参加者に見ていただき、干潟の中に、橋ができる(橋脚が建つ)事実を説明しました。

 「午後の部」は、実際に干潟に入り、そこに生息する生き物たちとふれあいながら、観察をし、干潟に多様な生物が生息していることを参加者に実感いただきました。今年の干潟は、2017年秋に到来した台風の影響により、堆積物が増加しているとともに、生息生物に若干の変化(台風のとの因果関係は不明)があります。特に、今年の多摩川河口干潟では、ホンビノスガイが、多く観られる傾向にあります。
 やや気温が高いゴールデンウィークの1日を、参加者と共に、満喫しました。
(報告:山口義明)