イベント報告

吉野川と海が出合う河口干潟の観察会

●主 催:とくしま自然観察の会&海の生き物を守る会&吉野川ひがたファンクラブ
●後 援:徳島市教育委員会
●実施日:2018年4月29日(日)10:00~12:00
●場 所:吉野川南岸の最河口干潟(徳島市北沖洲4)
●参加者:計89名(おとな36名・子ども40名・スタッフ13名)

昨年に引き続き、今年も四国吉野川の河口干潟で海の生き物の観察会を行いました。参加者は80名を超える盛況でした。五月晴れの下、家族連れなど多くの参加者が春の海辺で生き物の観察を楽しみました。この干潟には、砂干潟や泥干潟、長い砂州、樹木も茂る中州など多様な環境があり、とくにこの時期には泥干潟にシギ・チドリを中心に多くの鳥たちが集まって餌を食べていることが多いので、泥干潟の方には立ち入らないで、主に砂干潟を中心に観察・採集をしました。河口というイメージからは、広い干潟を予想していませんでしたが、干潮になるとかなり広い干潟が現れ、多くの生き物を観察することができました。沖合には河口を横切る高速道路の橋脚が多数姿を現し、反対の声が上がる中でも、着々と工事が進んでいる様子を見ることができました。最後に採集した生きものを持ち寄り、生き物調べを行い、モクズガニ、コブシガニ、ヤドカリの子どもたち、モミジガイ、ツメタガイ、チロリ、イトメ、ホシムシ、アマクサアメフラシなどが生きたまま観察でき、子どもたちも大喜びでした。(海の生き物を守る会)

●観察された生物
モクズガニ、コブシガニ、ヤドカリの仲間、モミジガイ、ツメタガイ、チロリ、イトメ、ホシムシ、ウミウシの仲間の卵塊、ヨコエビ、アマクサアメフラシ
(打ち上げられたもの)
モクズガニ、ゴカイの巣、タイラギ、アリソガイ、ハマグリ、バカガイ、オオノガイ、ホシキヌタ、アカニシ、マクラガイ、ムラサキイガイ、アサリ、カタクチイワシ、チヌ、アオサ、ワカメ

●関連記事URL
海の生き物を守る会
http://e-amco.com/activity/report
とくしま自然観察の会
http://shiomaneki.net/index.php/topics
徳島新聞動画
https://www.youtube.com/watch?v=L2G_5K08iFU