イベント報告

春の干潟の生き物観察会・干潟の清掃活動

●主 催:東朽網校区まちづくり協議会「水と緑の美化プロジェクト」委員会
●共 催:北九州市立東朽網市民センター(生涯学習市民講座・里っ子クラブ)
●実施日:2019年5月11日(土)13:00~15:00
●場 所:りんくう公園(北九州市小倉南区朽網)
●参加者:70名

 当日は、おりしも「世界渡り鳥の日」で、曽根干潟を中継地として羽を休めている地球を旅するシギ・チドリ類の観察と、2019年のテーマ「海洋プラスチック類から海鳥を守ろう」を受けて、観察後の清掃活動を行うよう計画した。潮の関係で、りんくう公園から眼前の朽網川導流堤で休息するシギ・チドリ類や潮が引くにつれて干潟に降りて餌を採る様子を観察するようにした。初めの説明で、主に観察するオオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ハマシギ、ダイゼン等が、どこから来て、どこに渡っていくのか地球儀を使いながら、南半球の越冬地からシベリアやアラスカの繁殖地に向かう途中で立ち寄っていること、羽を休め餌を採り体力を回復するのに最適な場所として選ばれた大事な場所であること等を学んだ。何千キロも旅をするというのに大人も驚いていた。参加者は親子連れや、放課後児童クラブの子どもたち、里っ子クラブで応募してきた子どもたちから、市民講座で参加したご年配の方まで総勢70名であったが、双眼鏡30台、望遠鏡6台で、講師3名に校区の野鳥の会の方も応援して下さり、じっくりと観察できた。1、2年生の子どもたちが熱心に見ていたのが特に印象的だった。観察後は集合写真を撮って、今回の清掃活動は、海のごみの大部分が陸上からのものということで、朽網川河口の両岸の道路や周辺のゴミをひろうこと、とちゅうでハマボウ群落の下の川岸に生息する汽水域のカニ類を望遠鏡で観察することを予告してから移動を開始。
 道路沿いにはジュースの缶やペットボトル、レジ袋やお菓子の袋、たばこの吸い殻など予想以上に落ちていた。植え込みの所には炊飯器の不法投棄も。
 途中で、アシハラガニ、クロベンケイガニ、アカテガニが、水面に近い方から遠い方へ棲み分けている様子を望遠鏡で観察した。その生息場所のヨシ原の中にゴミがたくさんたまっているのも目にした。そこに絶滅危惧種の貝やカニなどが生息しているという説明もあった。
 最終的に朽網川河口海岸で集積したゴミは、ボランティア袋(30L)19袋であった。