中国江蘇省ルドン鳥見ツアー報告
ラムネットJ事務局 後藤尚味
ルドンは黄海の南西、東アジア・オーストラリア地域水鳥フライウェイの中間に位置し、秋と春にシギ・チドリ類を始めとする渡り鳥がエネルギーを補給する広大な干潟があります。希少なヘラシギも飛来します。
ラムネットJの柏木実共同代表が長年にわたるヘラシギ保全の国際交流の中で育んできた信頼が実を結び、SBSイン・チャイナが現地受け入れ団体となり、9月25日〜28日にルドン鳥見ツアーが実現しました。初回は試験的なツアーで、一昨年編成したヘラシギ保全チーム「ステッピング・ストーン」のメンバーを中心に7名が参加しました。
残念なことに悪天候が続き、雨合羽を着用して、横殴りの風との闘いとなりましたが、優秀なガイドのおかげで127種(ヘラシギ9羽、カラフトアオアシシギ150羽、シマアジ1300羽や、ツバメチドリ、カオジロダルマエナガ等)の野鳥を観察することができました。
今後も現地との連携を強化してルドンツアーを実施し、渡り鳥と湿地保全のCEPAを推進していきます。
(ラムネットJニュースレターVol.29より転載)
2017年11月23日掲載